2007.07.29 Sun
三崎 ハカセ 夜釣り
「三崎に一年通ったら必ず釣れるけんな。」
2003年、当時釣りを止めていたぼくに、三崎の師匠が言った言葉です。
あれからもう4年、この言葉を鵜呑みに繁く通っていますが、80オーバーにはお目に掛かれず、大物を言った師匠でさえ釣っていません。
単に師匠は、長距離の単独釣行を回避する目的でぼくを誘い、単純なぼくは得意のセールストークにまんまと騙されたのでしょうか。
はたまた釣れる状況にありながら腕が伴わず釣ることが出来ないだけなのでしょうか。
と、いうわけで師匠と大鯛を狙って三崎釣行です。
大潮の月夜回りになる今回は、大鯛の可能性は極めて高いものと思われ1週間も前からワクワクし、期待に大きく胸を膨らませて行きました。
「14時には来とって」という事だったので、9時に自宅を出発し途中でエサ、食料を買い、昼食を済ませ13時半頃に到着。
しかし、14時には船頭さんは姿を見せず、来たのは15時前!
ここの船頭さん、時間にルーズなのは今に始まった事ではなく、いつもの事なので他のお客さんも何も言わずに只管待つだけです。
そして出船し一級磯のハカセバエ渡礁、船を降りる前に迎えの時間を聞くと
「6時から7時の間やなあ。」
ええ~? 1時間も幅が有るやないですか。
荷物の片付けもあるので、せめて6時過ぎとか、6時半頃とかに狭めてもらったら有り難いのですけど・・・。(^^;
結局、翌朝迎えに来たのは5時15分頃で、迎えの時間を聞いた意味がありません。(_ _)
しかし、ここの渡船屋さん、時間はあって無いようなもの、これも大らかなお人柄でしょうか。(^^)
15時、磯に上がり潮を見ると絶好の満ち潮がゆったりと佐田岬先端方向に流れ、今にも釣れそうな雰囲気で、暑さの為日傘を差して休息している師匠を尻目に急いで仕掛けの準備をし、カゴを放りました。

15:00(磯上がり直後)
う~ん、なかなか良い感じやなあ。
最初は、マキ餌を効かす為に早目のインターバルで打ち返しを続ける事にし、仕掛けを回収すると一投目からサシ餌が付いていません。
もうエサ取りが居るのかなあ。
続いて二投目、三投目も当たりは出ませんがサシ餌は残りません。
最初からこんな状況では、ちょっと厳しいかも。
大きな針に乗らないのは、ツバクロやハギ等のエサ取りだと思いますが、やがて20cm級のアジが針に掛かり、それからはアジの入れ食いモード突入です。
アジさえ居なければ何とかなりそうですが、足の速いアジには勝てる気がせず、しばらくカゴを振っていましたが、嫌気が差しフカセにチェンジします。

16:20 コッパ25cm
フカセ竿に持ち替えて間もなくコッパゲット、続いてメバルの赤ちゃん、またコッパ、その後はアジの入れ食い。
うう~・・・。
止めじゃ~!
最近、根性のないぼくは、すぐに見切りを付けてフカセ竿を置いて、クーラーから楽しみにしていた一品を取り出し試食してみる事に。

16:45 フルーツ!
美味しそうやねえ。
いつもと違ってパイナップル、メロン、ぶどう、みかんの豪華版フルーツの盛り合わせです。(^^)/
至福の時ですねえ。
フルーツを食べ終わる頃には、嫌なアジの事はすっかり忘れて元気を取り戻し、またまた戦闘開始です。

18:40
潮は次第に早く流れ、いたる所で沸いておりサシ餌も時々残ってくる状態になっていましたが、相変わらずウキを沈めるのは小さなアジのみで、これといった当たりもないままに夕マヅメのゴールデンタイムが近付き、鯛の当たる確立が高い潮止まり前後から引潮の動き始めを休まずに釣ろうと、少し早目に夕食を取り、ケミホタルをウキにセットし、ヘッドライト、蚊取り線香を取り出し夕マヅメに備え夜釣りモードへ突入します。

辺りは段々と薄暗くお月さんがハッキリ見えるようになると、それまでとは違ってエサ取りは殆ど居なくなり、いつウキがスパっと消えるかと心臓の鼓動が聞こえるくらい集中して緊張感がピークに達します。
が!
潮は良い感じに流れるのですが、待てど暮らせど当たりは出ません!
オカシイ、今当たらないでいつ当たるの! と、師匠と二人でブツブツ言いながら沈まないウキを穴が開くほど見つめますが一向に沈みません。
天気は良く、風も無く、お月さん真ん丸やし、潮も早くもなく遅くもなく最高の方向へ流れているのに何で? と、師匠と同じ事を繰り返しながら釣りますが、願いは鯛に届かず時間が過ぎて夕マヅメは終了。
そろそろ引潮が斜め左方向に流れ始めるので、それがチャンスかもねと、お互いを慰めるように潮が代わるのを待ちますが、潮の流れも変わりません。
てっきり潮代わりの時間が遅れているのだろうとばかり思ってましたが、黒潮の分気流が豊後水道に入って潮が押されているのか本来の引潮の流れは出ずに満ち方向だけの流れでした。
しかし、釣れないといっても最高の条件が揃っているため、二人でブツブツ言いながらも打ち返しを続けていると、たまに20cm級のアジが当たり、ついにはアジと違った感触のお魚がヒットします。

23:35 メバル25cm
何でしょね、時折クンクンと上品な引きで上がって来たのは良型のメバルで、こんなお魚で喜ぶのは寂しいですが、当たりが少ないだけにとても嬉しい。(^^;
そして12時前、流石の師匠も、「もう寝るわ」とワンカップ片手にテントに入りますが、どうしても当たりを捉えたいぼくは一人黙々と竿を振り続けます。
12:35 !
今までと少し流れが違い正面沖に流れ始めた潮に乗ったウキがジワーと沈み、「またアジかあ」と思いゆっくり竿を起こすとズッシリとした確かな重量感が伝わり、瞬時に鯛である事を確信して大合わせを入れ直します。
と、途端に強烈な締め込みに襲われキツくしめたドラグが滑り、ドラグを締め直して格闘を開始します。
2度、3度と気持ち良い締め込みに襲われ、ぐへへへ~ 頂き~! と、ニンマリしたのが悪かったのか、無情にもフっと軽くなりお魚は逃げていってしまいました。
ああ~、またやってしまった。
仕掛けを回収してみると針は付いており、どうやら上手く針を外して逃亡したようです。
何とも言えない屈辱で、まさしく疲労困憊。
その後、ひょっとしてもう一度と、余韻が忘れられずに打ち返しを続けましたが当たりはなく、3時にギブアップして仮眠を取り、4時半に起きて朝マヅメを狙うもアジだけで無念のノーヒットとなりました。
次は必ず・・・。

お終い。
| 三崎 カゴ(夜) | 18:27 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑
凄く大きさでしょ。
釣った自分も驚きました。
いやあ、しつこく攻めれば運が良ければこのようになるといった模範です。(^^;
そうですね、ふじたさんの長ちゃんヤズのお兄さんゲッチュ凄っ!
毎度々々執念は確実に結果に繋げてますよね~。
魚も立派ですが、根性も立派。
私も負けていられません。ふじたヤズのお兄さんゲッチュてんしょうさん
ありがとうございます。
PEは、細くても引っ張り強度はありますね。
出来ればPE1号、ハリス3号くらいで獲りたいです。(^^;
出掛けられてたんですね長ちゃんヤズのお兄さんゲッチュおおおめでとうございます!このサイズは痺れたでしょう!新年早々大物を続けてますね。次は座布団と言わず畳のようなヒラメをお願いします。TURUヤズのお兄さんゲッチュ師匠様先輩やりましたね (^^)v
おめでとうございます。
『ガハッ・ハァーー』と豪快な笑い声が聞こえます。弟子ヤズのお兄さんゲッチュバリバリですね~!げげげ~!!デカ~っ!
「男が、一度やると決めたことは、釣りもタバコも途中でやめたらイカンのですわ」
の長ちゃんらしい、男前ブリ!
ええですわ~!さすが、長ちゃMOTOヤズのお兄さんゲッチュGreat立派なハマチ。すごいですね。
階段を3段跳びで登られていますねエーー。
「高知の名手」との言葉が「グルメ釣り師長ちゃん」の枕詞となるのも目の前ですね~エ。kyo-chanヤズのお兄さんゲッチュおめでとうございますで、いいですよね?
外道で釣ってくるあたりが、管理人さんらしい(笑)
ドスン!と当って、ジージー出て逝く!Ee~ですねぇ~堪りませんねぇ~~。
でも、エギ放ったニモヤズのお兄さんゲッチュおめでとうございますやりましたね!しかもPE1.5号とは私のモイカ泳がせと同じラインの太さ・・・
風は強い様ですが、そろそろ支度して出掛けようかなと思っています。てんしょう嬉しい外道てんしょうさん
昔は、春の大型以外は殆ど狙ってなかったと思いますが、最近のエギングブームで年中狙うようになりましたね。
温室栽培のようで、イカも季節感がなくなっ長ちゃんライフジャケットふじたさん
はい、充実しまくりですわ。
やっぱりカッコですよね、お洒落せないけませんね。(^^)
スプーンに限らず、ルアーは底の粗い所で着底させると一発アウトです長ちゃんライフジャケット益々充実のルアー街道ですねえ。(^^)
いやいや見た目は大事。その通りです。(笑)
いつもの磯へ持参したスプーンでしたが、あの釣り方では根掛かり確実。3回投げて辞めふじた嬉しい外道ベストも買っちゃいましたか~
やはり見た目が肝心で、その気になりますモンね(笑)
本年も宜しくお願いします。バラシ№3嬉しい外道いいな~え~型のモイカですね。ハブちゃんの板にも出てたし、モイカにOFFは無いみたいですね。
私は13日の夕方か14日の早朝から出かけるつもりですが、冬型が強まりそうでてんしょうライフジャケットニモさん
やっぱりカッコから入ったら釣れますね!(^^)
是非ニモさんも買ってちゃってください。
? アソコが釣れてる? アソコって、あそこ? 先週偵察したとこ?長ちゃん