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グルメ釣師へたくそ長ちゃん

へたくそ故、魚種や釣法に囚われず美味しいお魚を求めて釣行している釣行記をメインとしたブログです。                    2007年10月よりルアーに目覚め苦悩の日々が続くことに・・・。

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三崎 ハカセ 夜釣り

「ワシがアンタに80越すような大きな鯛を釣らしてあげるけん。」

「三崎に一年通ったら必ず釣れるけんな。」


2003年、当時釣りを止めていたぼくに、三崎の師匠が言った言葉です。

あれからもう4年、この言葉を鵜呑みに繁く通っていますが、80オーバーにはお目に掛かれず、大物を言った師匠でさえ釣っていません。

単に師匠は、長距離の単独釣行を回避する目的でぼくを誘い、単純なぼくは得意のセールストークにまんまと騙されたのでしょうか。

はたまた釣れる状況にありながら腕が伴わず釣ることが出来ないだけなのでしょうか。



と、いうわけで師匠と大鯛を狙って三崎釣行です。

大潮の月夜回りになる今回は、大鯛の可能性は極めて高いものと思われ1週間も前からワクワクし、期待に大きく胸を膨らませて行きました。

「14時には来とって」という事だったので、9時に自宅を出発し途中でエサ、食料を買い、昼食を済ませ13時半頃に到着。

しかし、14時には船頭さんは姿を見せず、来たのは15時前!

ここの船頭さん、時間にルーズなのは今に始まった事ではなく、いつもの事なので他のお客さんも何も言わずに只管待つだけです。



そして出船し一級磯のハカセバエ渡礁、船を降りる前に迎えの時間を聞くと

「6時から7時の間やなあ。」

ええ~? 1時間も幅が有るやないですか。

荷物の片付けもあるので、せめて6時過ぎとか、6時半頃とかに狭めてもらったら有り難いのですけど・・・。(^^;

結局、翌朝迎えに来たのは5時15分頃で、迎えの時間を聞いた意味がありません。(_ _)

しかし、ここの渡船屋さん、時間はあって無いようなもの、これも大らかなお人柄でしょうか。(^^)



15時、磯に上がり潮を見ると絶好の満ち潮がゆったりと佐田岬先端方向に流れ、今にも釣れそうな雰囲気で、暑さの為日傘を差して休息している師匠を尻目に急いで仕掛けの準備をし、カゴを放りました。


15:00(磯上がり直後)

う~ん、なかなか良い感じやなあ。

最初は、マキ餌を効かす為に早目のインターバルで打ち返しを続ける事にし、仕掛けを回収すると一投目からサシ餌が付いていません。

もうエサ取りが居るのかなあ。

続いて二投目、三投目も当たりは出ませんがサシ餌は残りません。

最初からこんな状況では、ちょっと厳しいかも。

大きな針に乗らないのは、ツバクロやハギ等のエサ取りだと思いますが、やがて20cm級のアジが針に掛かり、それからはアジの入れ食いモード突入です。


アジさえ居なければ何とかなりそうですが、足の速いアジには勝てる気がせず、しばらくカゴを振っていましたが、嫌気が差しフカセにチェンジします。



16:20 コッパ25cm

フカセ竿に持ち替えて間もなくコッパゲット、続いてメバルの赤ちゃん、またコッパ、その後はアジの入れ食い。

うう~・・・。

止めじゃ~!

最近、根性のないぼくは、すぐに見切りを付けてフカセ竿を置いて、クーラーから楽しみにしていた一品を取り出し試食してみる事に。


16:45 フルーツ!

美味しそうやねえ。

いつもと違ってパイナップル、メロン、ぶどう、みかんの豪華版フルーツの盛り合わせです。(^^)/

至福の時ですねえ。

フルーツを食べ終わる頃には、嫌なアジの事はすっかり忘れて元気を取り戻し、またまた戦闘開始です。


18:40

潮は次第に早く流れ、いたる所で沸いておりサシ餌も時々残ってくる状態になっていましたが、相変わらずウキを沈めるのは小さなアジのみで、これといった当たりもないままに夕マヅメのゴールデンタイムが近付き、鯛の当たる確立が高い潮止まり前後から引潮の動き始めを休まずに釣ろうと、少し早目に夕食を取り、ケミホタルをウキにセットし、ヘッドライト、蚊取り線香を取り出し夕マヅメに備え夜釣りモードへ突入します。



辺りは段々と薄暗くお月さんがハッキリ見えるようになると、それまでとは違ってエサ取りは殆ど居なくなり、いつウキがスパっと消えるかと心臓の鼓動が聞こえるくらい集中して緊張感がピークに達します。

が!

潮は良い感じに流れるのですが、待てど暮らせど当たりは出ません!

オカシイ、今当たらないでいつ当たるの! と、師匠と二人でブツブツ言いながら沈まないウキを穴が開くほど見つめますが一向に沈みません。

天気は良く、風も無く、お月さん真ん丸やし、潮も早くもなく遅くもなく最高の方向へ流れているのに何で? と、師匠と同じ事を繰り返しながら釣りますが、願いは鯛に届かず時間が過ぎて夕マヅメは終了。

そろそろ引潮が斜め左方向に流れ始めるので、それがチャンスかもねと、お互いを慰めるように潮が代わるのを待ちますが、潮の流れも変わりません。

てっきり潮代わりの時間が遅れているのだろうとばかり思ってましたが、黒潮の分気流が豊後水道に入って潮が押されているのか本来の引潮の流れは出ずに満ち方向だけの流れでした。

しかし、釣れないといっても最高の条件が揃っているため、二人でブツブツ言いながらも打ち返しを続けていると、たまに20cm級のアジが当たり、ついにはアジと違った感触のお魚がヒットします。


23:35 メバル25cm

何でしょね、時折クンクンと上品な引きで上がって来たのは良型のメバルで、こんなお魚で喜ぶのは寂しいですが、当たりが少ないだけにとても嬉しい。(^^;

そして12時前、流石の師匠も、「もう寝るわ」とワンカップ片手にテントに入りますが、どうしても当たりを捉えたいぼくは一人黙々と竿を振り続けます。

12:35 !

今までと少し流れが違い正面沖に流れ始めた潮に乗ったウキがジワーと沈み、「またアジかあ」と思いゆっくり竿を起こすとズッシリとした確かな重量感が伝わり、瞬時に鯛である事を確信して大合わせを入れ直します。

と、途端に強烈な締め込みに襲われキツくしめたドラグが滑り、ドラグを締め直して格闘を開始します。

2度、3度と気持ち良い締め込みに襲われ、ぐへへへ~ 頂き~! と、ニンマリしたのが悪かったのか、無情にもフっと軽くなりお魚は逃げていってしまいました。

ああ~、またやってしまった。

仕掛けを回収してみると針は付いており、どうやら上手く針を外して逃亡したようです。

何とも言えない屈辱で、まさしく疲労困憊。

その後、ひょっとしてもう一度と、余韻が忘れられずに打ち返しを続けましたが当たりはなく、3時にギブアップして仮眠を取り、4時半に起きて朝マヅメを狙うもアジだけで無念のノーヒットとなりました。

次は必ず・・・。



お終い。
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| 三崎 カゴ(夜) | 18:27 | comments:8 | trackbacks(-) | TOP↑

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三崎 三角 夜釣り 後編

17:30 大好きなパイナップルを食べた後、以前夕マヅメに鯛を釣った記憶から暗くなるまでに鯛の1枚でも釣ってやろうと、ツバクロ(スズメダイ)&ハギ等のエサ取りをかわすべく手返し重視のタックルに持ち替え再び釣りを開始しました。



1流し2分以内のインターバルで脇目くれず只管打ち返しを続けようとしますが、全くサシ餌が残らない状況に段々と集中力が途切れ自然と遠くの景色を眺めると、そこには天使の階段が出来ています。



別に天使が昇り降りするわけではないのでしょうが、天使の階段とはよく言ったものです。

この現象、実際のところは大気の汚れに陽が射して、このように見えてるだけだと思いますが、夢がある「天使の階段」は良いですね。


19時を過ぎて、夕マヅメの絶好の時合いを休まずに釣ろうと、ウキ&仕掛けを夜釣りバージョンに替え、今まで以上に集中します。

ところが、ふと空を見ると雲に覆われブラック&ホワイトに近かった空が少しづつピンクに染まり、パステルカラー狂のぼくにはグラデーションが綺麗過ぎて釣りに集中出来ません。(^^;

釣りも大事ですが、この景色は数分も見られず、また同じ景色は何度も見られないことから、どうしても見入ってしまいます。

そして、綺麗さがピークに達したと思われた19:20、仕掛けの回収を後回しにして道糸の出を止めた状態で写真を撮っていると、ギューンと竿を締め込まれました。



ひぇ~! うそ~。

慌ててカメラを仕舞い取り込み開始です。

PEを使っている為、当たりがダイレクトに伝わり引きの感触から鯛に間違いないようで、潮が結構早く流れていて、手前にあるシモリをかわす必要性から半ば強引な遣り取りの為、魚が大きく感じられ50cmUPかなと思ったものの上げてみると予想に反して小さく40cmジャストでした。



さあこれから本番と思ったのも束の間、辺りが暗くなってからは昼間と打って変わり、サシ餌は毎回残りウキはピクリともしません。

20:30 相変わらず手返しよく続けているとウキが立ったと同時に綺麗なウキ入れがあり待望の本命魚である岬(ハナ)アジ40cmをゲットです。



やれやれ、やっと群れが回って来たかなとすかさず打ち返しますが、またもや当たりのない状態が続いた後の21:30少し小さめの30cm級のアジをゲットです。

この三崎の磯で今まで経験した事がないほどの退屈な釣りで、こんな状態が朝まで続くのかと思うと少し挫けそうになりますが、とある二人から「三崎のアジを!」とお願いされているので、何としてもあと3匹!と気合いで釣り続けましたが、夜中を回って引潮が流れ始めると磯際と仕掛けの投入点の流れが全く逆で釣り難い事この上ありません。

それに輪を掛けてガラ藻や竹といった浮遊物が流れ仕掛けが絡み釣りどころではありません。

そんな訳で、果報は寝て待ての言葉を信じ暫し仮眠を取り、途中で目が覚めて少し様子をみましたが、状況は良くなるどころか悪くなっていたので、再び仮眠をして夜明けを迎えました。

ラストチャンスは頂き~! と、気合いはピークに達していましたが、状況はもっと酷く潮は川のように流れながら湧き上がっています。

と、いう事で 05:00 無念の ギブアップ!!

| 三崎 カゴ(夜) | 12:05 | comments:7 | trackbacks(-) | TOP↑

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三崎 三角 夜釣り 前編

例年、梅雨が明ける頃より食い始める三崎の夜釣りに行ってきました。

三崎は、佐田岬のほぼ先端に位置し現在では市町村合併で伊方町と呼ばれていますが、釣り人の間では昔も今も三崎と呼ばれています。

自宅から約200km、ぼくの行く釣り場で最も遠い所なのですが、グルメな釣り師のぼくとしては遠くても行く価値が充分にある釣り場ですが、イサギは食わないとしても何か美味しいお魚が釣れるハズと少し期待をしての釣行でした。

食いが悪い為か最近お客さんが無く、全く事前情報がないという状況の中、8名のお客さんが揃ったところで出船し、まず小チョボに一人上がり続いてぼくは三角に渡礁しました。







磯に上がり海を覗き込むと、普段なら結構透明度も高く底付近まで見えるはずなのに、先週の台風で満水になった肱川のダムの放流の影響か濁っていて2mも見えない状況です。

う~ん、この濁りは凶と出るのか吉と出るのか・・・。

準備が整ったところで何回か投げましたが、2投目からエサ取りは活発にサシ餌を食べサシ餌が残る事はありません。

よしよし、この状況はいつも通りで濁りは食いに影響していない!と、前向きに判断して、まずは気になるカメの手採りに専念する事にします。

が、今回は道具を一切持ってなくて親指と人差し指二本により採取しましたが、苦労をした割には少ししか採れず、オマケに親指を負傷するありさま。




このままでは悔しいので、食後のデザートにしようと買っていたフルーツ(パイナップル)を食べる事に!

災い転じて福となす? ちゃうなあ! ま、幸せな気分になれるから似たようなもんや。(^^;

| 三崎 カゴ(夜) | 20:22 | comments:7 | trackbacks(-) | TOP↑

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三崎 某波止 アジ狙い

土日と悪天候の予報だった為に釣りは自粛しようと心に決めていましたが、一歩外に出ると上天気で快晴無風ではありませんか!

そうとなれば行かない手はありません。(^^;

特に行き先を決めないまま車に磯用、波止用、モイカ用の道具一式を車に積み込み、午前9時いざ出陣です。

天気予報では南の風が強いと言う事で、向かった先は佐田岬半島の北側の三崎です。

毎週お魚を食べさせられてる?家の家族はお魚だけにはうるさくて、鯛やグレ、イサギ等では満足してくれず、関アジ、関サバと同じ海域で育った三崎のアジ、サバは美味しいと言います。

そんな事から今回は一枚で良いから40UPのアジを夕方から夜中まで狙う事にしました。

波止に着いてみると土曜だというのに誰もおらず、気になっていた風も風裏の為かほぼ無風状態、海はベタ凪で期待に胸が膨らみます。

とりあえず仕掛けを準備していつものポイントを陣取り、特にする事もないので波止周辺を散策し、漁師のおじさんに色々漁の状況とか聞きながら時間を潰しました。

そして、辺りが薄っすらと暗くなる頃より本命の潮に変わった為にケミホタルを点灯して釣りを開始しますが、エサ取りは殆どいない状況でサシ餌は残りますがウキは沈みません。

絶好のマヅメを過ぎた頃に30cm位の小さな鯛が来て、忘れた頃に40cmの鯛をゲットしますが、肝心のアジの当たりは全くありません。

やはり漁師さんの言ってたようにアジは居ないのかなあと少しづつ弱気になりますが、なんとか一枚釣りたい一心で竿を振り、もはやこれまでかと思っていたところウキ入れがありましたが、残念ながらまたもや40cmほどの鯛で、結局本命のアジは釣れないまま本命潮が終わった事から23時に不本意ながら納竿としました。








使用タックル
竿 メガドライ4号遠投
リール トーナメントISO遠投5500番
道糸 PE4号
ハリス 6号1.5ヒロ2本針
ウキ14号
カゴ12号
針 カット真鯛12号

| 三崎 カゴ(夜) | 20:31 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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